歴代住職のお墓が出来ました

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歴代住職墓 工事竣工のお知らせ

 

東日本大震災の影響により

当寺においては 特に墓地が壊滅的な被害を受けました

平成23年より約3年をかけ

傾斜地にあった既存墓地(約3000㎡)を隣接地に全面移設復旧工事を行いました

檀信徒の皆さまの深いご理解とご協力のおかげで

平成26年4月に竣工致しました

さらに

今春彼岸の入りの日 平成28年3月17日

大震災より約5年の時を経て

当寺歴代住職のお墓を新しく建立することが出来ました

 

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『私たちのお墓出来ているのに 住職さんのお墓が出来ていないのが本当に苦しくて』

『檀家のことばかり優先させてしまい 本当に申し訳ない』

『住職さんのお墓の前で 一日も早く手を併せたい』

 

この日を迎えるにあたり

たくさんのお檀家の皆さまの温かなお言葉の数々が脳裏をかすめました

お寺の住職としてばかりではなく

早くに父を亡くし 伊藤家の長男として父を祖父を早く土に返してあげたい

 

そんな想いと5年もかかってしまった自分の不甲斐なさが同居する中

皆さまのそんな温かな想いと

設計施工を請け負って頂きました

(有)ハヤサカ 代表取締役 早坂和久様

(有)鈴木石材工業所 代表取締役 鈴木伸英様

従業員の皆さまの卓越した技術と懇切丁寧なるご指導が肩を押してくれました

本当にありがとうございました

 

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石は 外柵も含め全て

通称 桜御影(さくらみかげ)と呼ばれる

淡いピンク色が特徴の岡山県産出の万成石(まんなりいし)の中でも

特にピンク色が色濃く優しい表情を見せくれる

龍王石を遣いました

大本山總持寺にある俳優 石原裕次郎様のお墓のさお石にも用いられております

 

正面にある聨芳塔(れんぽうとう)とは

 当寺の歴代の住職のお墓になります

 

『祖師西来 五葉聯芳(そし せいらい ごよう れんぽう)』

祖師は西から来て 5つの花が順に咲くように悟りを開いた

 

禅宗の開祖である達磨大師(だるまだいし)の法孫が繁栄していくことへの願いが込められた

達磨大師の来歴を伝える故事に由来しております

 

 『一華開五葉(いっけごようをひらく)』

 

私たちは 誰しもが生まれたときから一輪の華を持っております

この華は 自分自身の深いところに咲いている『花』で、花びら(葉)が5つあります

もし この花の5つの花びらの意味を1つ1つ知りたいのであれば

仏教を拠り所として 自分の胸に深く深く訪ねなさい

誰かに訪ねるのではなく

自分の力でその意味を知ろうとするその行いは

きっとあなたに心の美しさを与え

あなたの人生を限りなく豊かにするものに違いないでしょう

 

 

 

私が好きな言葉のひとつで

これもまた インドから中国に仏教を伝えた達磨大師が弟子に最後に伝えた言葉です

『開』

正面に眠る歴代住職の中でも初代の住職を開山と言います

『開』の文字自体は実際にはなくても

私は 『想い』が花を『開かせてくれる』ものと信じ

このような形に致しました

『一華』と『五葉』

この2つの五輪塔にも納骨堂を作りました

誰のための『お墓』でしょう !?

また 次回お話させて頂きます

 

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